第6回:自分を知ろう6:首周りを整える(2016年12月15日放送分)
首というと大切な神経が通っていますし大切なところですよね。
私たちの体は、脳から指令を受けて活動をしていますし、その情報の発信元である脳と体を繋いでいるのが首です。そういう意味で首はとても大切なのですが、もし首が硬いと、脳への酸素や栄養が十分に送られなかったり、脳で描いているイメージどおりに体の動きが出来なかったり、素早い反応、反射や判断にも影響が出たりもします。
首が硬いというのは、固まってしまって柔軟性がないという状態です。
首が凝って、硬くなってしまうと可動域も狭くなってしまいますので、日頃から首を柔らかくしましょう!
無理やり首だけをほぐそうとすると、やりすぎてしまって余計に硬さや痛みが出てしまう場合もよくあります。首だけにアプローチするよりも、全身からアプローチすると効果的です。
注意:無理せずに取り組んでみてください。
メニュー①:首の側屈のチェック
首にどれだけ柔軟性があるかのチェックです。
正座、または気をつけの姿勢から首を横に倒します。
どれだけ横に倒れているかは、鼻筋の角度でチェックします。
痛くないレベルで行いましょう。
くれぐれも痛くない範囲でやってください。
評価
◎半分以上(60°~)倒れる 〇半分(45°)倒れる
△半分以下(30°)しか倒れない ×ほとんど動かない
メニュー②:首の側屈改善
側屈の硬さは、体側で整えていきます。
まず、気をつけの姿勢から左腕をまっすぐ上に伸ばします。
息を吐きながら左脚に体重を移動し体側を伸ばしながら、右へ体を倒します。
数回呼吸をしたら元に戻します。これも気持ちがいい範囲内で行ってください。
そのまま反対側も同様に行います。
交互に4回ずつリズムよく行いましょう。
その後、首の再チェックをしてみましょう。
メニュー③:首の前屈改善メニュー
立ったままで前屈をします。
深呼吸をしながらリラックスしていきます。(深呼吸3~5回)
身体と首との距離を保つようにしましょう。
前屈が硬いことで、姿勢が悪くなってしまいます。例えば、姿勢が悪いままソファーに座っていると首に問題が出やすくなってしまいます。つまり、前屈を柔らかくすることによって、首が硬くなってしまうことを防ぐことになります。こういったところからも、首を柔らかくするには全身から、ということが分かります。
また、頑張り屋さんで首が硬くなる人は、前屈をした時に頭が上っていたりします。
これは、目標に向かって一生懸命やろうという気持ちから、床に目線を向けてしまうためあごが上りやすいからです。
腰が気になり前屈がしんどい方は、膝に手を付いて首を左右交互に見るだけでも改善に繋がります。
どうでしたか?
年末で仕事や家事が忙しくて、首周りがつらい方もぜひ試してみてください。
いろいろとストレスを抱えていると、頭がぐるぐる回るというような感じになられる方がいらっしゃると思いますが、首が回らないことが原因となっている場合もあります。また、首が回らないために、首が硬くなったり頭が痛くなったり、疲れが出やすくなったりもします。
首のコンディションを整え、健康体操で強化をして疲れを取りましょう。