第10回:自分を知ろう10:首のねじり(2017年2月16日放送分)
前回は開脚についてでした。特に股関節が関わり、股関節は柔らかいほど動く範囲が広くなる分、それをコントロールできる筋力があるかどうかが大切です。また、正しい開脚にはバランスが必要で、正しい開脚ができると必然的に姿勢も良くなります。
今回は首のねじりについてです。
前回12月に首の話をした時には、前後・左右の動きについて話をしました。
今回は、ねじりなので横を向くような動きになります。首のねじりでは、無理やり首だけをほぐそうとすると、やりすぎてしまって余計に硬さや痛みが出てしまう場合があるので、全身からアプローチすることが大切です。無理をして首を痛めないように気をつけてください。
では早速チェックをしてみましょう。
メニュー①:首のねじりチェック
気をつけの姿勢で立ち、首を左右にねじります。
両サイドに問題なく首をねじることが出来ますか?左右差はありませんか?
◎ 90度以上 〇 60度以上
△ 30度以上 × 30度未満
○60度が基礎体力レベルです。
スポーツやゆとりのある身体を目指す方は、◎90度を目標にしましょう。
メニュー②:前屈首ねじりチェック
次は首と腰の繋がりの硬さをチェックしましょう。
気をつけの姿勢から前屈をします。
次に右を向いた状態のまま前屈してみましょう。
次は左を向いた状態のまま前屈してみましょう。
全てのチェックで硬さに違いは見られませんでしたか?
全てのチェックで左右のバランスや腰や体幹、全身の左右差や柔らかさが分かります。
メニュー③:改善メニュー1
首のねじりについての改善メニューを紹介していきます。
まず足を伸ばして座りましょう。そして片ひざを立てて、立てた足と逆の腕を膝にかけて腰ねじりをします。深呼吸をしながらリラックスしましょう。(深呼吸3~5回)終わったら、反対も同様にしていきます。
腰をねじることで首の改善に繋がります。
メニュー④:改善メニュー2
次は立った姿勢で行います。
足を肩幅に開き、膝を軽く曲げて膝に手を付きます。
その姿勢のまま首を左右交互にねじります。10回繰り返します。
首を動かすことで背骨の動きが改善され、腰の改善にも繋がります。
ねじるという動きは日常の中で自然にやっていると思いますが、意識してすると身体に良い動きだってことが良く分かります。
ねじるような回旋動作は、元気なバイタリティに繋がる動きです。
例えば日本でもよさこいや阿波踊りなどは、8の字動作によって構成されています。リオのカーニバルは世界一元気です。踊る人も見ている人も元気になる動きです。
首のねじり動作から、背骨を整え元気に過ごしましょう!