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第11回:自分を知ろう11:足部について(2017年3月2日放送分)

前回は首のねじりについてでした。
首のねじりの動作によって首ばかりではなく背骨の動きを改善させ、腰や全身の状態を整えること、また簡単な全身体操で首の状態が改善されることも実感して頂けたかと思います。

今回は足部についてです。
足部は足から身体全体に関わることですが、今回は特に足首から先の部分を動かすメニューをご紹介します。
歩くときに使う大切なところであり、身体全体を支えるパーツでもあります。足部は身体の機能としていろいろな働きをしています。

○バランス機能
人のバランス感覚や姿勢を保つための機能は、首と腰、そして足の裏にあります。例えば、電車で座って寝てしまった時、首をこっくりやると倒れる前に目が覚めます。これは反射によって体にプログラミングされている姿勢を保つための機能です。また、座って寝ている時に首だけでなく、上体が前に倒れても目が覚めるように、腰にも反射機能があり転倒を防いでいます。
足の裏にもバランス機能があり、足の裏や足首が硬くなってしまったり・機能が低下したりすると、バランス感覚が崩れるので、転倒につながる可能性も出てきます。

では、チェックしてみましょう!実施する際には、無理をして痛めないように気をつけてください。


メニュー①:足首曲げ伸ばしチェック


以前ご紹介した足首チェックはしゃがみこみを行いました。
これは、肩幅でしゃがめる程度の柔軟性があれば問題ありません。
今回は、その反対方向の伸ばすチェックをします。
<やり方>
足首から先をまっすぐ伸ばして下さい。
どこまで伸ばせていますか?左右差はありませんか?

<評価>
◎床につきそうなくらい丸めて伸ばせる
○まっすぐに伸ばせる(すねと一直線)
△まっすぐに伸ばせない
×足首が30度以上曲がる
合わせて、つま先をまっすぐに曲げ伸ばしできるかどうかもチェックしましょう。


メニュー②:立位荷重チェック


<やり方>
気をつけの姿勢で目を閉じます。
足裏のどのあたりに荷重が乗っているか感じてみましょう。
また、左右差があるかどうかも確認してください。

<評価>
外側に乗る、内側に乗る、つま先に乗る、かかとに乗る、など自分の荷重がどこにあるかを感じることが出来ます。左右差がないこと、外側やかかとなど偏りがなく全体的にバランス良く乗っているのが理想的です。


メニュー③:グーパー体操(足部のコンディショニング)


<やり方>
長座で座ります。足指をグーパー交互に行います。10回。
変化を感じるために、まずは右足のみでやってみましょう。
これが終わったら、もう一度先ほどのメニュー②:立って目を閉じての荷重をチェックをしてみましょう。
より足裏に荷重を感じる、全体に荷重を感じるなど変化があるかと思います。

足裏や足の指はあまり感覚が良くない部位です。目を閉じて足の指を触っても、どの指が触られているか当てられない人も少なくありません。体操することでバランス感覚が良くなり、しっかり立っている感じになり立ちやすくなります。


メニュー④:足裏ほぐし(足部のコンディショニング)


特に足首が動かしにくいだとか、足指が動かない、動かしにくい方は、足をもんだり回してみたりすることだけでも効果的です。

<やり方>
長座で座り、片膝をまげて腿の上に足を乗せます(4の字)。
手を使って足裏をほぐしたり、足指や足首を回したりしましょう。

実施した後に、改めて先ほどの立って目を閉じて荷重位置をチェックしたら感覚が変わっていると思います。目を閉じなくても感じる方は感じます。
安定している感覚があるとバランスがとりやすくなります。地に足がついている感覚は、バランスがいいということにもなります。姿勢もよくなりますし、楽に立てるようになります。

時間がないという方は、気を付けの姿勢から、足を少し開きそのまま腕を挙げてみましょう。そうすると足裏の荷重が内側に乗るのを感じられるかと思います。
次に、腕を振りましょう。このように腕を動かすことでも足裏荷重が変わりますので、こういった体操からでも全身の機能を上げていくことが可能です。
普段からウォーキングやジョギングなど運動をしたりする方にも、このような体操やコンディショニングを行ってから運動することでより機能的に体を動かすことが出来ますので、ぜひやってください。


~今日の一言~
「地に足をつけて、健康アップ!」





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