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第17回:自分を知ろう17:股関節内旋(2017年5月18日放送分)

前回は、動的バランスについてでした。その場での静的バランスだけではなく、運動の中で動きに対して体を安定させる「ダイナミックスタビリティ」を身につけ、体の運動機能の向上を目指しましょう。

今回は、股関節内ねじり、内旋です。外ねじりはあぐら座りの姿勢ですが、股関節内旋は、両足の間にお尻をおいて座る、いわゆるアヒル座り、割座りともいわれる座り方のイメージです。バスケットボールやラグビーの選手が試合や練習中に膝が内側にねじれての不安定から膝の靭帯を損傷するケースはよくあります。
柔らかいほうがいいのですが、外ねじりと内ねじりのバランスが大切です。
一般的に股関節外旋が硬く、股関節内旋が柔らかい場合は、足腰の不安定が考えられます。相撲は、股割りが基本的なトレーニングとなり、股関節外旋が柔らかく股関節内旋に硬さがみられる傾向があります。股関節の左右差や内旋、外旋のバランスを整えることにより全身のコンディション(健康状態)が向上します。
それと、内ねじりに大きな役割を果たす中殿筋、つまりお尻の横の筋肉も大きく関わってきます。

では、早速チェックしてみましょう。


メニュー①:股関節内ねじりチェック


壁やいすを利用して姿勢を正して両膝を曲げて座ります。
姿勢を保ち、両膝をつけたまますねを床と垂直に保ち足部を開きます。
どれだけ内へねじれますか?すねのラインで角度をみてみましょう。

×ほとんどねじれない(30°以下)
△半分以下(30°以上)
○半分ねじれる(45°以上)
◎半分以上ねじれる(60°以上)

基礎レベル:○半分ねじれるレベルを目指しましょう。×ほとんどねじれない人は、大きな問題が起こる前に改善をしましょう。またすでに問題のある方は専門家へご相談ください。


メニュー②:改善メニュー①(サイドレイズ)


横寝に寝て、下の腕を挙げ手から足までを一直線にして寝ます。上の手は床に置きバランスを保つようにします。姿勢を保ったまま上足を真横に上げましょう。つま先と膝を正面に向け、膝を伸ばしたまま上下に動かします。左右20回を目安に行いましょう。


メニュー③:改善メニュー②(サイドキープ)


横寝に寝て、肩の下に肘をつきます。そのまま腕で床を押し状態を上げ体を一直線上にしてキープします。
目安は30秒です。ゆとりのある人は1分間目指しましょう。


メニュー④:改善メニュー③(オブリークヒップリフト)


メニュー④から足の位置を変えて行いましょう。下脚を体の前におきます。腕、下脚のひざ外側、そしてお尻を使って状態を持ち上げキープします。上足は上体と一直線上を保ったまま持ち上げます。目安は10秒です。ゆとりのある人は20秒間行いましょう。呼吸をするのを忘れないようにしてください。

内ねじりチェックは、猿が木登りで発達した二足歩行にも重要な中殿筋(お尻の横の筋肉)がキーワードなんです。内ももの筋肉(内転筋)も大切ですが、中殿筋(お尻の横の筋肉)は柔らかさだけでなく、筋力の機能性が大切です。

中殿筋を含むお尻の筋肉は非常に有能な筋肉です、ヒップアップはスタイルだけじゃなく、行動力のしなやかさや、鋭さなどがアップされます。お尻の筋肉は柔らかく強くたくましく、機能的にすることで日常生活においてもフットワークの良い暮らしが出来るようになります。
日々、股関節のバランスを整えましょう!


~今日の一言~
「お尻を鍛えて、行動力アップ!」





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