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第20回:自分を知ろう20:腕ねじり(2017年6月29日放送分)

前回は、「握力」がテーマでした。握るという動作は指の屈曲(曲げる)動きです。前腕部の筋力の強さです。握力は強さだけではなく、器用さへのアプローチも必要になります。筋力と柔軟性のバランスが取れてこそ、十分なパワーを発揮することが出来ます。筋力と柔軟性をバランスよく高め、基礎体力に取り組みましょう。

今回のテーマは、「前腕の機能チェック」です。握力チェックで行ったグーパーチェックでも1分間100回行うと動きが遅くなったり正確に出来なくなったりしませんでしたか?今回は前腕の動きでチェックしてみましょう。


メニュー①:前腕回旋チェック


気をつけの姿勢、またはいすに座り姿勢を正した状態で、両腕の肘を90度に曲げ、脇を締めます。
次に手のひらを真上と真下に交互に向けて180度回転させます。100回行うことができますか?
◎100回正確に出来る(精度が落ちない)
○60回は正確に出来る
△30回は正確に出来る
×20回も正確に出来ない。

○60回以上は正確に出来ることを目指しましょう。×20回も出来ない人は、すでに問題がある可能性があります。不安のある方は、一度医師に相談することをおすすめします。

1回目と100回目では、100回目の方が明らかに努力して行ったのではないでしょうか?また、努力しているのに正しく出来ない状態であった人もいるのではないでしょうか。筋肉が硬くなると、やりたいことに対して努力しているのに思うように出来ない、といった問題が起こります。筋肉を動かすことは、脳からの指令で出た電気信号が神経によって筋肉へ伝わり、筋肉が収縮したり(縮んだり)、弛緩したり(伸びたり)して行われます。今回の前腕回旋の運動を行っていると、首に力が入る、全身の姿勢の崩れなどで“動きにくさ”をどんどん作っていませんでしたか。
 また、そのような状態になると脳の指令までもパニックになり、指令自体が正しくできなくなるということもあります。このように、筋肉が硬くなることでさまざまな問題が起こります。
1回目より100回目は数倍努力と根性を使っても1回目の精度にはかないません。
 筋肉自体の状態を保っておくことでよい動きが継続して行うことが出来ます。前腕の良い動きが出来る人は100回ぐらい実施しても機能的に動いていることから問題なく行うことが出来ます。


メニュー②:腕のねじりチェック


筋肉の質は、力が抜けている時に柔らかい状態です。前腕を触ってみましょう。
硬さやしこりがありませんか?
質の良い筋肉は、筋肉がリラックスしている状態では赤ちゃんのように柔らかいです。
次にふくらはぎを触ってみてください。柔らかい状態ですか?

ストレッチで柔らかさを作りがちですが、硬くても筋肉の質が柔らかい人もいます。逆に、柔軟性が高い(緩い)のに筋肉の質が硬い人は要注意です。

まず前腕が硬い方は、腕のねじりが柔らかいかどうかチェックしましょう。

気をつけの姿勢、またはいすに座り姿勢を正した状態で両腕を前にならえをします。親指を下にして手のひらを外に向けます。右手を左手の上から反対側にクロスして、指の間に指同士がしっかり入るように右手と左手を握ります。この状態から握った手を下の方に肘を曲げていき、肘を中心に360度回して肘を伸ばし下の姿勢、腕を一回転捻った状態で戻します。どこまで肘が伸ばせますか?逆も行います。 評価
◎握った手がそのままねじれる。(精度が落ちない)
○握った指が少し解れる。
△肘が完全に伸びまい。
×肘がほとんど伸びない。


メニュー③:改善コンディショニング①


・腕ふり体操
気をつけの姿勢から両腕を同時に、力を抜いて前後に腕ふりをします。
肩甲骨が動いているかチェックをします。よく動いている方はコンディションが良い方です。あまり動かない方は日頃から今回の体操をしましょう。
次に、腕をねじりながら前後に腕を振りましょう。今度は先ほどより肩甲骨が動いていると思います。
次に、交互にねじりながら腕を振ります。
肩はリラックスして、集中して行いましょう。

では、腕のねじりチェックを再度実施してみましょう。どうでしたか?
さっきよりも回りやすく感じられたのではないでしょうか?
正しい動きが大切なのです。


メニュー④:改善コンディショニング②


・腕ねじり体操
気をつけの姿勢から両腕を横に水平に広げ、前後にねじりましょう。
号令に合わせて20回実施してみましょう。
体をねじりながら行うとより効果的です。

もう一度前腕回旋チェックをしてみましょう。変化はみられましたか?

携帯やパソコンを使うことが多く、前腕が硬くなりがちです。また、スポーツでウェイトトレーニングを行った翌日は字が書きにくいと感じた方はいらっしゃいませんか?そういうトレーニングはよいものなのかどうかも、見直していくことが必要かもしれません。日頃から字を丁寧に書くことのほか、料理をしたり、裁縫をしたりなど、日常生活で手先を使って自分のセンスアップに繋げ、動きの質を保ちながら体力を上げていきましょう。


~今日の一言~
「思い出したら、腕振って健康!」





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