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第22回:自分を知ろう22:お尻けり(2017年7月20日放送分)

前回のテーマは、「正座寝ころび」でした。これは股関節伸展(脚を身体の後ろに動かす動作)です。正座で寝ころぶことという姿勢は、日常ではほとんどしない動作ですが、足を後ろに伸ばすことにより、股関節の前側を柔らかくします。この動きができると腰への負担が軽減前後の動きが出来たり、バランスよく行われることにより楽に歩いたり走ったりすることが出来ます。

今回のテーマは、「お尻けり」です。これは前回と同様に太もも前~腸腰筋の動きです。特に膝関節の屈曲(曲げる動作)です。基本姿勢は正座です。日頃から正座をしていますか?日本では茶道や華道などの作法であいさつや立ち居振る舞い、美しい動作の基本を身につけています。腰や股関節のアライメント(機能的な姿勢)を生活習慣で整えられるのが日本人です。着物で颯爽と動く姿は美しいものです。では、チェックしてみましょう。


メニュー①:お尻けりのチェック


うつ伏せに寝ころびます。交互にかかとでお尻がけれますか?
◎楽にけれる
○お尻がけれる
△お尻がけれないが、押してもらったら届く
×押しても届かない

○お尻がけれるレベルを目指しましょう。
×押しても届かない人は、すでに問題がある可能性があります。
正座が出来ない、膝に問題のある方は無理はしないでください。
不安のある方は、一度医師に相談することをおすすめします。


メニュー②:お尻けりの姿勢を変えてチェック


今度は、違った姿勢でお尻けりをしてみましょう。
1)肘をついた状態でお尻をけってみましょう。
2)上体反らしの姿勢でお尻をけってみましょう。姿勢を保ったまま動かすことが出来ますか?

股関節のポジションが変わると膝の動きにも影響があります。膝の曲げ伸ばしは、膝だけの問題ではなくて股関節にも影響していることが多いのです。膝を曲げることによって腰が引けやすくなりがちです。例えば、椅子に座ることで姿勢が崩れることもよくあります。では、改善コンディショニングをやってみましょう。


メニュー③:改善コンディショニング①:うつぶせ膝回し


うつ伏せに寝ます。
まずは、右足だけ膝を曲げて足を立てて空中に円を描くようにして回しましょう。両方向20周ずつが目安です。
次に両足を交互に20周ずつ回してみましょう。
次は両足をそろえて20周ずつ回してみましょう。

では、次に姿勢を変えて実施してみましょう。
肘をついて膝回しをしてみましょう。
次は、上体反らしで膝回しをしてみましょう。
無理のない範囲で、自分のレベルに合わせて行いましょう。

お尻けりのチェックでは左右同じようにけれない、かかと、またはつま先が内側に入る(つま先がぶつかり合う、膝が開く)、お尻が浮くなどありませんでしたか?このような動きは膝の不安定につながり問題が起こりやすくなります。日頃から膝とつま先が同じ方向にまっすぐ使えるように注意しましょう。


~今日の一言~
「お尻けりで推進力アップ!」





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