ブライトボディトップページへ インフォメーション 事業内容 会社概要 BB Sports Net

第39回:自分を知ろう39:外転筋を使おう(2018年3月1日放送分)

2週にわたって「内転筋を使おう」がテーマでした。内転筋は内ももの筋肉で、内転筋が効果的に使えていないと、脚や腰の両方がしっかり使えていない状態ということになります。脚だけで立っているとひざに痛みがでたり、腰だけで立っていると腰に痛みがでたりします。
身体が硬くて前屈が苦手と言う人でも、内転筋が機能的に使えていれば、日常生活を快適に過ごすことが出来ます。

ここまで内転筋を沢山やりましたが、今回は、「外転筋を使おう」をテーマにしたいと思います。

外転筋というのはお尻の横にある筋肉で、代表的なものに中殿筋があります。内転筋に力が入って機能的になると、外転筋が使いやすくなります。中殿筋は、人間の進化過程の中で、木登りで発達した筋肉であり、2足歩行のキーとなる筋肉です。
お尻はエネルギーを蓄えたり、機能的に使ったりすることができて、魅力のある素晴らしい部位です。特にアフリカ系の日とたちは、かっこいいお尻をしていますよね。筋肉と蓄えのバランスが良いと、きれいなお尻になりますが、蓄えるばかりだとコンディションが崩れてきますので、お尻の筋肉を上手にトレーニングすることが大切です。

では、チェックしてみましょう!
くれぐれも無理をしないようにしてください。


メニュー①:サイドレイズチェック


右を下にして横向きで寝ます。ペアが上の脚を持ち、真横に脚を上げていきましょう(他動)。最高到達点に手をおいて覚えておきましょう。その後、今度はペアの日との手を借りずに、自力で真横に脚を上げます(自動)。他動に対して自動でどこまで上がりますか?そのまま10~20回上げ下げしてみましょう。

◎自力で可動域いっぱいまで上がる
○可動域の半分以上まで上がり、かつ連続で10~20回上げると中殿筋が効いていることがわかる
△まっすぐ上げられない。中殿筋が効いていない(腰が痛くなるなど)
×数回でだるくなる。ほとんど上がらない。

外転筋が弱いと股関節の安定力が弱いため、歩行がふらふらしたり、正しい姿勢づくりができず足腰に問題が起こったりします。外転筋の強化は転倒予防にもなります。


メニュー②:コンディショニング


今回も8パターンあります。 自分の体力に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。

① 横向きに寝て、上の脚をもも上げしましょう(10~20回)

② 逆も同様に行いましょう(10~20回)

③ 前後にスイングしましょう(10~20回)

④ 逆も同様に行いましょう(10~20回)

⑤ 上の足を軽く上下に動かしましょう(10~20回)

⑥ 逆も同様に行いましょう(10~20回)

⑦ 今度は大きくしっかり上げましょう(10~20回)
(軽く上げる方が効く場合は、そのまま2セットやりましょう)

⑧ 逆も同様に行いましょう(10~20回)

最後に、深呼吸をして終わります。

外転筋、つまりお尻の筋肉は内転筋と協力しながら股関節や腰を使って、2本足での生活を機能的にサポートしているので、外転筋の運動をする前に、内転筋が上手く使えるようになっていると、コンディショニングがやりやすくなります。
内転筋と外転筋のバランスも大切なので、どちらも続けて取り組むと非常に効果的です。
外転筋(中臀筋)を上手にトレーニングすることで、日常生活のゆとりを作るだけではなく、姿勢も良くなり後ろ姿も美しくなります。


~今日の一言~
「外転筋トレーニングで、強く・たくましく・美しく!」





←掲載記事一覧に戻る