第41回:自分を知ろう41:軸をつくろう(2018年3月29日放送分)
前回までの2回にわたって「外転筋を使おう」をテーマにしましたが、外転筋というのは、お尻の横にある筋肉で中殿筋のことを言います。お尻はエネルギーを蓄えたり、使ったりすることが出来ます。この腰の筋肉は大きな力も出せるし、細かな動きもだせる人の身体の中でもめずらしい筋肉です。
今回のテーマは「軸をつくろう」です。
メニュー①:片足立ち姿勢チェック
気を付けして立ちます。そのままの姿勢を崩さずに、片足を上げましょう。顔が横にどのくらいずれますか?
◎鼻
○目半分
△目1つ
×顔がずれる
正しく片足立ちができると、立った状態で首がいい姿勢、つまり動かないようになります。左右に揺れるのは、実はゴリラやチンパンジーと同じような動きとなるんです。
首の位置が決まって機能的になることで、人の脳は発達してきました。人が二足歩行できるようになることで、脳と身体の繋がりが良くなり、現在の人としての発達が可能になったんです。
メニュー②:コンディショニング
自分の体力に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。
今回も8パターン行いましょう。
気持ちよくやれる範囲で行いましょう。
片足を半歩前に出して片足立ちをすると、軸を作りやすくなります。
① 気をつけの姿勢から、右足を前に半歩ずらし、そこから姿勢を崩さずに右足をもも上げしましょう。
② 同様に左足を前に半歩ずらし、そこから姿勢を崩さずに左足をもも上げしましょう。
③ 右足を後ろに半歩ずらし、膝を曲げて右足をあげましょう。
④ 同様に左足を後ろに半歩ずらし、膝を曲げて左足をあげましょう。
⑤ 右足を半歩前にずらしたところから、もも上げをした後、後ろ半歩に足を置きます。次に後ろに膝を曲げ、半歩前にずらしたところに足を置きます。これを交互に行います。(前後の動きを交互に)
⑥ 同様に左足を前に半歩ずらしたところから、もも上げをした後、後ろ半歩ずらしたところに足を置きます。次に後ろに膝を曲げ、前に半歩ずらしたところに足を置きます。これを交互に行います。(前後の動きを交互に)
⑦ 右足半歩後ろからスタートで、右足をもも上げをして半歩前に置きます。次に左足半歩後ろから、左足をもも上げをして半歩前に置きます。左右交互に行っていきましょう。少しずつ前に歩いていきます。
⑧ 同様に後ろに歩いていきましょう。右足半歩前からスタートし、膝を後ろに曲げて半歩後ろに置きます。次に左足半歩前からスタートし、膝を後ろに曲げて半歩後ろに置きます。左右交互に行って後ろに歩きます。
最後に深呼吸をして終わりましょう。
再チェックをしてみましょう。どうですか?挙がりやすさを感じられましたか?
続けると、顔の動きだけでなく、足の上がりやすさも感じられるようになると思います。
顔を動かさないようにしようと考えながら行うと、なかなか脳や身体が思うように動いてくれません。例えば、行進の練習で右手と右足を同時に出すと、とたんにおかしくなってしまうのと同じです。なので、できるだけ感覚を使って自然な動きで行いましょう。
そして、ぶれない軸づくりから脳も活性させて、心と身体を健康にしましょう!