第46回:自分を知ろう46:足裏を感じよう②(2018年5月31日放送分)
前回は、「足裏を感じよう」というテーマでした。
足の裏は3つのアーチがあり、歩行時の衝撃を吸収し、膝や腰への負担を軽減するクッションの役割があります。
3点で支えることで(例えばカメラの3脚のように)安定性を向上させます。また、足部の強化をすることで、ばねのように蹴りだしの推進力の伝達効率を高めることができますというお話しでした。
今回も「足裏を感じよう」をテーマで進めたいと思います。
では早速チェックから始めてみましょう。
メニュー①:気を付け足裏チェック
前回と同じチェックです。
気を付けをして目を閉じましょう。その状態で、足の裏の指先からかかとまで、どれだけピッタリ床についているか感じてみてください。
◎足指から踵まで全体がバランス良くしっかりと地面についている
○足指から踵まで全体がバランス良く地面についている
△前後、内外にかかる重みに偏りがある
×明らかに足の形が崩れている、姿勢が取れない
指から踵まで全体がバランス良くしっかりと地面に着かせるには、足の裏にある3つのアーチができている必要があります。
今回はリラックスして、できるだけ足をゆるめることにチャレンジしてください。上手にゆるめられると、足の裏の感覚も感じられるようになりますし、バランスが取りやすくなります。
メニュー②:コンディショニング
前回はイスに座ってのコンディショニングでしたが、今回は立ってします。
できるだけ全身の力を抜いて、全身のバランスが良くなるのを感じて、足裏に地面を感じながらしてください。
自分の体力に合わせて、無理のない範囲、気持ち良くやれる範囲で行いましょう。
今回も8パターンあります。
① 両腕を上げて、足裏全体をつけたまま背伸びして深呼吸しましょう。腕が上に挙がると足裏の重心が少し内側にいくのを感じます。4回
② 片手ずつ交互にサイドから上げます。足裏でゆらぎ(左右に重心が移動するのを感じる)を感じましょう。左右4回
③ 脚を肩幅に広げ、右腕を上げて息を吐きながら左に倒し体側します。右腕を上げた姿勢に戻り、気をつけに戻します。まずは右側のみで繰り返し行いましょう。この時も足裏でゆらぎを感じましょう。4回
④ 左腕で同様に行います。4回
⑤ 両腕を前後に振りましょう。足裏で前後のゆらぎを感じましょう。また足裏の内側・外側のバランスが良くなるのを感じながら行いましょう。
⑥ 腕をねじりながら前後に振りましょう。(前に振るときはうち捻り、後ろに振るときは外捻り)
⑦ 腕をねじりながら交互に振りましょう。腕振りの要領で行います。
⑧ 最初に行ったバンザイ深呼吸をして終わりましょう。
足の裏は全身のバランスを調整するセンサーがあり、全身と連動しています。腕はバランスを取る為の重要な道具です。腕と足裏の連動性を高めると足裏のバランスが良くなり機能的になり、足裏が硬い人は緩み、緩んでいる人はアーチが出来ます。機能的に問題が大きい人は、すぐに大きな効果は得られませんので、根気よく毎日トレーニングしていきましょう。