第65回:自分を知ろう:メンタルボディチェック⑩
頭の硬さチェック(2019年2月21日放送分)
今回のテーマは、「頭の硬さチェック」です。
疲労や過度の緊張が重なると、全身の動きが硬くなりがちです。本を読んでいてもなかなか頭に入ってこなかったり、集中しようとしてもついついぼーっとしたり、ため息が出たり、頑張ろうと思っても続かなかったり・・・特に病気ではないのにそういうことがある時は、身体全体が硬くなっていることが多いです。このような時は、筋肉・筋膜だけでなく、皮膚まで硬くなることが多いです。皮膚の硬さが分かりやすい部位は、頭皮です。頭が痛いわけではないのに、なんとなくぼーっとすることはありませんか?そういうときは頭が硬くなっていることが多いんです。では、さっそくチェックしてみましょう。
メニュー①:頭の硬さチェック
椅子に座って姿勢を正しましょう。ペアの人は握りこぶしを作って、頭の両サイド(こめかみ)を親指以外の4本指の第2指節(第2関節の平らなところ)で軽くぐりぐり(こする)してみてください。とても硬くなっている人は、軽く押すだけですぐに痛みが出るのでチェックの際に注意をしてください。
パートナーがいない場合にはセルフでチェックしましょう。
両サイドをチェックしたら、頭のいろいろなところをこすって頭全体をチェックしてみましょう。
・左右(こめかみ)が痛い:身体の左右が硬くなっている可能性があります。
・前後が痛い:身体の前後が硬くなっている可能性があります。
・頭の真上が痛い:全身が硬くなっている可能性があります。
では、次に改善していきましょう
メニュー②:コンディショニング
1)首ゆるめ
上体を前に倒して、前屈をして首が身体にぶら下がっているのを感じましょう。その姿勢のまま状態を左右にゆらして、屈伸をしてからゆっくりと気を付けの姿勢に戻りましょう。
疲れから首が硬く、眠いときも首を緩めて脳へ血流を良くしてあげると、周りが明るく感じられスッキリします。
コンディショニングをしていきましょう。
まずは、足を肩幅程度に開き姿勢よくたちます。
1)そのまま、身体を左右に揺らしてねじりましょう。10回
2)腰を回しましょう。左右10回ずつ
3)左右交互に体側をしましょう。5回ずつ
4)前後屈をしましょう。5回ずつ
5)前屈をした状態で身体を左右に揺らしたら上体を回しましょう。交互に1回ずつ行いましょう。2セット
6)ゆっくり屈伸をしましょう。
7)最後にまっすぐに立ち、タンブリングをしましょう。5回
再度チェックしてみましょう。どうですか?
動いている時は、頭よりもまずは、身体が体操しながら暖かく緩んでいるのを感じながら、気持ち良く身体を動かすのが大事です。柔らかくしようと頭で頑張っても、ますます疲れてしまいます。
今回のコンディショニングは、ラジオ体操にも入っているような動きが多かったかと思います。日頃からラジオ体操や、いろいろな体操をやっている人は成果が出ます。静的なストレッチだけではなくて全身をくまなく動かすような体操をすることは、全身を柔らかくし、非常に日々の健康を保つキーワードとなります。ぜひ継続していきましょう。